第一週 神の愛

神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。
(ヨハネによる福音書3章16節)

「精読箇所」 ヨハネによる福音書第5章と、使徒言行録第7章とを熟読してください。

今週は、愛なる神がどのように人々を導いて来られたか。又イエスを通して、それを完成させようとされるかを学びましよう。

命のことば

第一日

神はあなたの手の届かない、はるかかなたに鎮座まします縁遠いお方ではありませんし、またあなたの悪事をこと細かにあばき立てて、天罰を加えようと目を光らせておられる恐ろしい監視人でもありません。

いいえ、神はあなたを愛しておられるお父さまなのです。神はこうおっしやいます。

【遠くから、主はわたしに現れた。
 わたしは、とこしえの愛をもってあなたを愛し
 変ることなく慈しみを注ぐ。】
(エレミヤ書31章3節)

第二日

あなたは、神がどんなにあなたを愛しておられるかを、悟ることができるはずです。神は、あなたと個人的に親密なかかわり合いを持ちたいと望んでおられるのです。神はあなたをご自分の本当の息子、本当の娘にしたいと望んでおられるのです。神は、神とあなたとの間にどんな壁や隔たりをも設けようとは思っておられません。神は、預言者エレミヤの口を通して次のように言っておられます。

【わたしの律法を彼らの胸の中に授け、彼らの心にそれを記す。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。そのとき、人々は隣人どうし、兄弟どうし、「主を知れ」と言って教えることはない。彼らはすべて、小さい者も大きい者もわたしを知るからである、と主は言われる。わたしは彼らの悪を赦し、再び彼らの罪に心を留めることはない。】
(エレミヤ書31章33~34節)

第三日

神はあなたを愛しておられます。天地万物の創造主・一切を無から造り出された方・神があなたを愛しておられるのです。神は、ご自分であなたを世話してくださり、あなたにすばらしい命を与えたいと望んでおられ、それをはっきりとあなたに約束なさいました。

【わたしがわたしの群を養い、憩わせる、と主なる神は言われる。わたしは失われたものを尋ね求め、追われたものを連れ戻し、傷ついたものを包み、弱ったものを強くする。しかし、肥えたものと強いものを滅ぼす。わたしは公平をもって彼らを養う。】
(エゼキエル書34章15~16節)

第四日

神は、わたしたちを心底愛しておられればこそ、私たちの救いのためにおん独り子をお遣わしになったのです。神がイエスをお遣わしになったのは、私たちが命を・・・この世においてはより充実した命を・・・そしてのちの世では永遠の命を得るためです。

【神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。】
(ヨハネによる福音書3章16節)

第五日

神はあなたを愛しておられます。そして今、あなたに語りかけ、あなたに手を差しのべてくださいます。命のことばを聞きましよう。

【渇きを覚えている者は皆、水のところに来るがよい。
 銀を持たない者も来るがよい。
 穀物を求めて、食べよ。
 来て、銀を払うことなく穀物を求め
 価を払うことなく、ぶどう酒と乳を得よ。
 なぜ、糧にならぬもののために銀を量って払い
 飢えを満たさぬもののために労するのか。
 わたしに聞き従えば
 良いものを食べることができる。
 あなたたちの魂はその豊かさを楽しむであろう。
 耳を傾けて聞き、わたしのもとに来るがよい。
 聞き従って、魂に命を得よ。
 わたしはあなたたちととこしえの契約を結ぶ。
 ダビデに約束した真実の慈しみのゆえに。】
(イザヤ書55章1~3節)

第六日

もしもあなたが、もっと緊密に神と結ばれたいと望むなら・・・あなたが神の与える新しい命にあずかりたいと望むなら・・・あなたにはそれができるのです。神に立ち帰り、神に手を差しのべさえすれば、ただそれだけでよいのです。神はあなたを招いておられます。聞きましょう。

【わたしは、あなたたちのために立てた計画をよく心に留めている、と主は言われる。それは平和の計画であって、災いの計画ではない。将来と希望を与えるものである。そのとき、あなたたちがわたしを呼び、来てわたしに祈り求めるなら、わたしは聞く。】
(エレミヤ書29章11~12節)

第七日

時として、神は、私たちの全く手の届かぬはるかかなたにおられるように思われることがあります。しかし、決して神は遠くに離れておいでになるのではなく、実に私たちのすぐそばにおられるのです。そして今、すぐにでも、ますます明らかに、ご自分を現わそうとしておられるのです。

神は、はっきりと約束なさいました。

【主を呼ぶ人すべてに近くいまし
まことをもって呼ぶ人すべてに近くいまし】
(詩編145章18節)